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2008 07,04 00:42 |
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気配を感じた。
と思うと同時に風が頬を撫でる。閉めていたはずの、窓が開いている? 眠っていた脳が瞬時に覚醒する。素早く身体を起こし、視線を巡らすと、そこには黒い影が居た。 黒い髪に黒い瞳。風にたなびくマントも黒く、白いのはその肌と、黒い服の間に見えるシャツだけ。 月を背にはっきりと闇夜にその存在を示すその黒い麗人は、目が合うと、ふわりと微笑んだ。 「今晩和――」 異常極まりない状況のはずなのに、まるで日向、道で会ったかのように穏やかに綺麗な人はそんな事をいい、足音も立てずに迷わずこちらに近付いてくる。 ぞわりと、背筋が粟立つのを感じた。 「何を……」 問いかけるというよりは呟くと、しっかりと聞きつけたその彼は、丁寧にも答えてくれた。 「血を、頂きに」 明瞭なその発音は、信じ難いものだった。 「――」 驚愕のまま、口を開き、言葉を発するより早く。 彼が、こちらのベットに辿り着いてしまった。 何も言わずにこりと微笑むと、そっとこちらの首筋に手を添えられた所で、漸く言葉が追いついた。 「タクト、ネクロードにしか見えない」 「そう? じゃあやめよう」 呆れかえったシュウユウの言葉に、真っ黒な衣に身を包んだタクトがあっさりそう言うと、マントをひょいと外した。 「で、何がしたかったの?」 どこで用意したんだこんなもの、と無駄に布の多いマントを見ながら尋ねる。 「なんとなく。心の赴くままに、ですよ」 この上なくタクトらしかった。 「わざわざ衣装まで用意して? ってかさ、本物の吸血鬼どころか始祖のシエラさんが居る城で吸血鬼ごっこもないんじゃない。しかもネクロードであっさりやめるし」 「だって僕ネクロード嫌いですし。迷惑もかけられたし、仕留めたと思ってましたのに騙されてましたし。なんだか丁寧ぶってますがいやらしいし」 「最後はタクトも……いやなんでもない。起き抜けだから相手したくないから。 ……で、僕が止めなかったら何処までやったんですか変態さん」 ふと気になったので確認してみる。すると、嬉しそうに目を細めて 「何処までだと思います?」 逆に問い返され、しばし迷うが、名案が浮かんだ。 「……よし、正解は実験で発表、ということで。じゃあルックの所いこうか」 「ルックはこの手の悪戯本気で怒ると思いますよ?」 「といいつつはりきってマント羽織るタクト、好きだなー」 「有難う、じゃあ行こうか」 「おー」 今晩和、神崎理奈です。 血がまずいですねー血が欲しいですねーという思いのままに上記です。 翌日真夜中の騒音でシュウユウはみっちりシュウに怒られます。 以下普通の日記ですが、テンションが低いです。 ……病院に通わなくてはいけません。どこかいい所があるか聞きたいのですが、ちょっと友人達に今とてもではないですが聞けません。 本当に申し訳ないです……。 ……まあ何処に行ってもどうせ鉄とビタミンなので、採血が上手ければ何処でも……。 ちょっと急いで行こうと思います。 あ。電話が来ました。 元気付けようとしてくれているようです。 有難う御座います。 ……それでは、本日もご来訪・拍手有難う御座いましたvv PR |
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